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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

富士の宴

焼きそば(c)

阪根ひろちゃんの帰国をみんなで祝おう。
そんな気持ちを持った知人友人が富士山の麓へ集結した。
富士は見事に晴れ上がり、みんなの気持ちをどんどん盛り上げる。
ひろちゃんが河口湖駅へ到着し、さぁ~、祭の始まりだ。
僕は毎年、秋になると岐阜県の山奥、秋神温泉で極楽隊と銘打って宴を開催している。
もう、これで5~6年目になるだろうか。
自分の知っている日本、世界中の縁ある人々が一同に会し、肩書きなんか脱ぎ捨てて、ただひたすら極楽に近い料理に箸をすすめる。
日本中、世界中から集まった銘酒をみんなに一品として持ってきてもらい、それらを試飲しながら、笑える話だけをして盛り上がる。
セミナーとか、講演会じゃなく、ただひたすら、仕事とは全く関係のない話をして、季節の旬を頂き、自然に抱かれ、会話と酒に酔う。
それをみんなの後ろから見させてもらう幸福。僕の幸せはきっとこんなところにある。
春は特別の北海道のT旅館で、同じような宴をした。
が、急遽阪根ひろちゃんの帰国が決まった時には、両方の旅館はもう貸し切りは不可能だった。
どうしよう・・・と考えた末、富士でやることに。森の中に建つバンガローを貸し切って、その前から準備をした。
いつもは絶品の料理が並ぶ会だけれど、今回は何をしたら良いのだろう?悩んだ末、原点に立ち返ることになる。
料理はやっぱり、旬のものを頂くことと、食べてもらう人のために気持ちを込めて料理すること。それが美味しさのスパイスになる。
じゃぁ、富士山の麓で何が出来るか・・・・。
探してみると、ここの豊かさを実感する日々が過ぎてゆく。
富士はまず高原野菜などが格安で美味しい。山梨は果物産地で、桃などは一個100円以下。
そして魚も焼津や東京からどんどん入ってくる。肉もOK。ならば富士で揃えられるもので炭焼きしよう。
数日前から少しづつ串刺しを作り、当日に備えた。
午前中、2個の宅急便が届く。
ひとつは桑名の友人から、数キロのハマグリが届いた。その手は桑名の焼き蛤だ。
はまぐり便(c)

そしてもう一個は、貿易会社の社長から、アジアの銘酒が箱いっぱいに届けられた。モンシャムとうタイの焼酎ヤ、モンゴルのウォッカ「チンギスハーン」、スリランカのアラックなど、まぁ~、見たこともないお酒ばかり。興味のある方は、のぞいて見て下さい。お酒のあまりの深さに目まいがします。
URL www.bazarasu.jp
アジアの銘酒(c)

午後になると東京から大阪から、福井から韓国から、みんなが集まってくる。
野菜焼き(c)

そして夜は阪根ひろちゃん帰国の酒宴が始まる。
海鮮焼き(c)

炭が置き火になったところで、野菜、肉、魚介、そしてハマグリが焼かれる。
肉焼き(c)

やきはまぐり(c)

みんな想い、想い、隣人、知人、初対面の人と話し、宴は朝まで続くことになった。
                                 ノムラテツヤ拝
BBQ風景(c)
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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