梅雨明けの富士2009-07-29 Wed 07:00
![]() 夕日が沈むころ、哀愁あるさえずりが聞こえてくる。 ヒグラシ、彼らが鳴くと、夕方が夜を連れてくる。 おとう、おかあと一緒に近くのビアガーデンへ行って夕食。 帰り道、夜空を見上げると、星星が輝いていた。 久しぶりの星だ。 チリのパタゴニアではあんなに見上げた銀河のような星が、富士山では見られない。 でも、久々の晴れ間からのぞく星に、僕の心は一瞬でパタゴニアへ飛べた。 朝5時、光で目覚めた。 空は真っ青。飛び起きて、着のみ着のままでカメラだけ持って出かけた。 富士側には少しだけ雲があるが、ちょうど割れ始めた。 ![]() やがて頂が見えてくると、今度は麓の雲が上昇気流に乗って舞う。 まるで生き物のように、山肌を舐めるように這う。 ![]() 富士の雪は大分少なくなり、代わりに植物の緑がとって変わる。 ようやく梅雨明けか? ![]() 天気予報で宣言してからも、こんなに晴れ渡ることはなかった。 空は透明感ある青空、どこまで突き抜けていけそうだった。 ![]() パタゴニアのような不思議な雲が現れ、富士を飾る。上空では暴風が吹いているのだろう。 雲はみるみる姿を変える。 風という筆が、大空というキャンパスの中で描く芸術だ。 森がざわめき、僕の体を風が持ち上げる。 湿気はないが、それは十分、夏を予感させた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
コメント |
コメントの投稿 |
|
トラックバック |
| ホーム |
|