fc2ブログ

写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

一幅の絵

DSC01684.jpg

尊敬する画家、熊谷守一は、一番美しい絵は真っ白いキャンバスだと言い切った。
目の前の光景を見ながら、そんなことを思いだした。
どれだけ絵がうまくとも、自然には敵わない。そう守一は伝えたかったのだろう。
北の大地美術館に、一幅の絵のような自然がある。
DSC01686.jpg

額縁の中に新緑の柏の森。
これを見たくて、帯広にやって来た。
父、母、僕、みんな2度目の来訪。
そして、みんなでため息をついた。
世の中で最も美しい絵とは、こういうものを言うのだろうな。
日々季節によって絵が変わっていくのだ。留まることはない自然の摂理。
父、母に座ってもらって、背後から撮影。
DSC01688.jpg

床にも新緑が映し出される。
DSC01690.jpg

ぼくはその風景に、長い間、見入ってしまった。
               ノムラテツヤ拝
DSC01691.jpg
ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン人気ブログランキングへのクリックをお願い致します!以下のライオンボタンの上でクリックしてみて下さい。吠えます!
人気ブログランキングへ

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

日本 | コメント:2 | トラックバック:0 |
<<六花の森 | ホーム | 君影草>>

コメント

こんばんは。
こんな素晴らしい絵画が有るだろうか?・・・と思うほど感動です。
床みどりもとても美しいです。
いつも感動をありがとうございます。
最高の贅沢だと思いますね。

大震災の年家族で那須を訪れた時宿泊したホテルのロビーかと思いハッとしました。 こんな外の風景と手前にテ-ブルやイスが有る感じで、そこに座って眺めていたら動きたくないと思っちゃいます。
良い親孝行されましたね。
2014-07-02 Wed 00:27 | URL | Maria [ 編集 ]
Maria さんへ
本当に自然は美の極致をみせてくれますね。
それらを建築で一幅の絵にする。それもまた
素晴らしいと思います。
            のむらてつや拝
2014-07-02 Wed 08:19 | URL | [ 編集 ]

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |