浜松蕎麦2009-08-11 Tue 07:00
![]() 「うなぎも良いけどさ、夜は浜松で蕎麦っていうのも悪くないでしょ?」 うなぎツアーをしたいと打ち明けてから、モーリーはこの夜の蕎麦を決して譲ろうとしなかった。 そんなに美味しいお蕎麦なら、蕎麦フェチの僕としては有難い。 夕日が水平線に落ちてゆく中、モーリーの愛車マークXは、急に田圃道に入る。そして更に細い路地のようなところを曲がった。 「ここが、今夜の蕎麦屋さん」 駐車場から眺めると、そのログハウス調の建物は決して蕎麦屋とは思えなかった。 オレンジ色の光が漏れ、何とも温かい雰囲気。 「ここ、夜は予約制で、一組しか受けないから、僕たちだけってこと」 いやん、モーリー、素敵すぎる。 店内では、脱サラして、この蕎麦屋を建てたご主人と奥様が待っていてくれた。 一通り話しを楽しんだところで、「では始めても良いですか?」の言葉と共に、蕎麦会席の幕が下ろされた。 一品目は、そばがき。 上品に一口大の餃子型になっているそばがきは、味も容姿に負けぬ上品さ。 ![]() 2品目が蕎麦味噌焼き。もうこの味噌のあては日本酒しか考えられない。 ![]() 3品目はゴマ豆腐ならぬ、そば豆腐。 女性のふくよかなおっぱいみたいな姿に自然と笑みがこぼれる。 ![]() そして変わり種のサラダ蕎麦が出て、田舎と更科の2色蕎麦の組み合わせ。 ![]() 蕎麦はつなぎにうどん粉を使っているのか?と疑いなくなるほどの弾力。もっちもちのお蕎麦だった。 ![]() そして蕎麦の実茶漬けは、宇宙食にもなっているアカザ科キヌアのような食感だった。 ![]() ラストが蕎麦饅頭。 蕎麦粉を入れたお餅の中に甘さ控えめのアンコ。その上に黄な粉を粉雪のようにまぶしていた。 「ここは、やばいね、モーリー」 「良いでしょ? オレ好きなんだよね」 「わたし、こんな美味しいお蕎麦初めて食べた」と、モーリーの奥様の天ちゃん。 みんな笑顔の夕食が、ゆっくり、静かに更けていた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
コメント
モーリーかっこいいですね。そこに天ちゃんもひかれたのでしょうか?私も今日岐阜まで鰻食べに行きました。おそば屋さんもすてきですね。
2009-08-11 Tue 19:02 | URL | toko [ 編集 ]
tokoさまへ
モーリー、素敵ですよぉ。岐阜にウナギはどちらに行かれたのでしょう?やっぱり関ですか? ノムラテツヤ拝 2009-08-12 Wed 09:16 | URL | Tetsuya nomura [ 編集 ]
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