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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

繋がる力

昨日、姫こと「やまもっちゃん」と1時間ほど電話でお話をさせてもらった。
「姫」という説明から、今日はしておこうかな。
写真の右から姫、小林さん、阪根さん、自分。
ある時、やまもっちゃんの付き人でもある小林さんから言われた。
「姫を守るために、私が犬、あなたが猿、そして君がキジになれ」
ようは、桃太郎(姫)の家来(犬、猿、雉)と言うわけだ。
考えてみれば、小林さん(犬)が、君の人生において最高のプレゼントをあげよう、と阪根ひろちゃん(猿)を紹介してくれ、姫と出逢わせてくれた。更にその御縁を繋いでくれた人を辿っていけば、赤塚さん、梶田さん、簑島さんと大学時代まで遡っていくことになる。
今日はそこまで書く時間はないので、姫のことだけを書こうと思う。
あっ、ちなみに写真の中で3人が持っているのは、岡山名物のきび団子。姫から有難く頂戴したときの1カットです。
さて、話を本題へ戻す。
数年前から、国学院大学の柴田先生を筆頭に、自閉症の子や言葉を上手く発せられない人たちから、言葉を汲み取る人たちが次々と現れている。一見超常現象に見えることから、ヤラセだろと言う人や、バッシングなどもあるというが、僕はその取り組みを心から信じている。
歴史は繰り返し、繰り返し、進んでいくもの。今から600年前のペルー・インカ時代からも、その痕跡が見て取れるのだ。
インカの聖都「クスコ」近くのケンコー遺跡には、お立ち台(見晴らし台)なるものが存在する。そこで誰が何をしていたのか、征服者スペイン人の書き取りが現在も残っている。
朝の決まった時間になると、神官たちがそのお立ち台に上がり、交信しているというのだ。インカは7ヶ国にまたがる広大な帝国、その中心地のクスコから他の場所へ、何かを送っていたという。各地の重要な遺跡には、必ずそんな場所が残され、僕もいくつもこの目で見てきた。一体何を送っていたのか?それはテレパシーなのか、それとも電話のように言葉を数字や何かに置き換えたものなのか、その詳細は分からないが、神官同士が、ほぼ同時に同じ情報を共有していたと考えられている。
「言葉を上手く外に出せない人が、出そうと思い脳幹の軸索を伸ばしていくとき、そこには何が起きているのか?」
姫はそのことを知りたがっていた。そこにこそ、宇宙の摂理、つまり真理があるのだと。
最近の遺伝子学で分かってきたこと、ウィルスが僕たちを猿からホモサピエンスへと変化させてくれたこと、意識体、無意識体のこと、この世は入れ子構造の宝珠の網なのだということを、姫がとめどなく話してくれた。
僕は軸索を伸ばしていくとき、体から「気」のようなものも一緒に伸びるのだと考えている。気のことを胡散臭い、オカルティックだと非難する人は、自分の胸に「今日も生かしてくれて有難う」と手を当ててみれば、そこに静かで温かいものを感じるはず。それは体温の熱ではなく、身体を巡ってくれている気だ。その気の流れが滞ったときに、人は元気(元の気)を失い病気(病の気)となる。
言葉を外に出せない人が軸索を伸ばし、気も伸ばしていく。そして聴こうとする人の気と絡まり合う。普通なら、それだけで終わる。でも今、次々に出現している人たちは、ここでその気を感じ、それらの気の周波数に自分の気を合わせようとする。
ちょうどラジオのチャンネルだと考えてもらえば良い。周波数が合わなければただの砂嵐の雑音となるが、声を出そう、伝えようとしている人に近づいてくれば砂嵐の中に何かぼんやり声のようなものが聞こえ始める。やがて周波数がぴたりと合うと、突然、言葉が体内へ流れ込んでくる。
それが言葉として伝わるのか、イメージとして伝わるのか、それは僕にとって重要ではない。だって、人それぞれ、自分の得意なやり方で、それらを受け取れば良いのだから。
生きていく中で最も尊いもの、大切なこと。それは「自分の意思を伝えられる」ということ。繋がっているという感覚を相手と共有すること。
嬉しいときに嬉しい、有難いときにありがとう、愛する人に愛していると言えることだと思う。
文明が世界各地で同時代に開花したように、そんな受信者が、世界各地に同時多発していけば良い。みんながみんなで幸せになっていく。その環が広がっていって欲しいと思う。
姫は真っ直ぐに、その心理へ向かっていた。
「だって、てっちゃん、わたしどうしても知りたいもの。そして考えているとワクワクしてくるの」
電話口で姫の声が踊った。
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