写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

晦日詣

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北海道で年末年始を迎える。
今年は今までにないくらい突っ走った年だった。
福音館と中公新書でイースター島の本を2冊作り、講演は25回、ウユニ塩湖、北米の花園、アイスランド、ペルー北部、クロアチア、チリの花園2回、ハワイ2回、そして南アフリカへテレビのロケ。北海道も2回目だ。
何度か体調を壊しそうになりながらも踏ん張り、最後まで健康体を維持してくれた心と体と魂。今日大晦日は、僕を生かしてくれた大いなる神々に、感謝の念を捧げに行く日。
向かった先は、北海道神宮(ご祭神:大国魂神・大那牟遅神・少彦名神・明治天皇)。
初詣は凄い人が集まるのだろう。
「押し合うと危険です」の横断幕が下がっていた。
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初詣ではなく、大晦日に詣でることを、晦日詣(みそかもうで)と呼ぶ。
神社は、何かをお願いするところではなく、感謝の念を捧げて、置いてくる場所。その感謝の念が降り積もるからこそ、より聖地になっていくのだと思う。
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「今年も一年、無事に生かして貰い有難うございます。貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」
ぽわんと背中が熱くなった。振り返ると、雲間からやわらかな光が射し込んできた。
                      ノムラテツヤ拝
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