写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

みんなの森

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「山国、保守的、地味」
これは他県の方が抱く岐阜県のイメージだ。
昨日、空いた時間を使って、去年の夏に新設された「市立図書館(メディアコスモス)」
に出掛けた。旧岐阜大学の大学病院跡地に作られた図書館は、あの国立競技場B案を作
り、建築業界のノーベル賞と言われる「米プリッカー賞」の伊東豊雄氏のデザインだと
言う。
大きめの駐車場に入れると、紺碧の空のもと、曲線美の建物が目に入った。入り口には
「みんなの森」とある。
一歩足を踏み入れると、天井には、無数の木造格子屋根が張り巡らされている。それら
に目を奪われながらエスカレーターで二階に上がると、眼前の光景に息を飲んだ。
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イスラムの円形燭台のようなグローブ(傘のようなオブジェ)が次々と現れ、次にヒノ
キの香りが津波のように鼻に飛び込んでくる。たちまち僕の体は森の空気感に抱かれ、
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一気に毛穴が開く。そして気持ちがぽわんと温かくなった。
「森の美術館」。
ここを訪れた人は、誰もが、そう思うんじゃないかな。
岐阜県産のヒノキを使い、周りの自然と融合させ、そしてイスラミックな斬新な作り。
内部に直線が一切使われていないため、曲線の美に気持ちが安らいでいく。そう、まる
で木の洞(うろ)に入ったヤマネ(天然記念物)のような気分にさせてくれるのだ。
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2階には、グローブが11個設けられ、天井からの光を受けて、優しく光り輝いている。
各グローブは、ヤング、シニア、ヤングアダルトなど年齢別になっているのも面白い。
本の陳列は、図書館なのに、まるでツタヤのT-siteのよう。インターネット検索のツ
リー状になっている。例えばカメラ雑誌があると→日本の撮影地→世界の絶景→世界遺
産→宇宙から見た地球のように、掘り下げられて陳列される。一見、関連性が無い組み
合わせも、よく考えるとその繋がりが見えてくるのだ。
衝撃だった。
岐阜市にこんな素敵なハード&ソフトが作られるなんて。
ここで働いている人たちも、どこか洗練されたイメージ。
2月下旬にはスタバも入ってくるというから本格的だ。
知事、市長、そして市民の三位一体が生んだ今回の図書館。
世界に誇る岐阜の至宝は、これからも末永く愛されていくのだろう。
「世界中で一番素敵なところは何処ですか?」
講演でよく聞かれる質問だけれど、今日再び確信した。
「それは岐阜です」と。
とっても嬉しい驚きを、どうも有難うございました。
                ノムラテツヤ拝
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