写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

旅の始まり

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イースター島から無事に帰ってきました。
とっても思い出深い旅だったので、一つずつ綴っていきますね。
まず、旅が始まる当日前夜、問題が起こった。
「てっちゃん、ごめん」
いつも僕の南米旅を予約し、支えてくれているSちゃんの声。
「どうしたの?」
「僕の最終確認不足で、航空会社からてっちゃんたちのグループ予約が全部落とされちゃった」
「えっ・・・・」
旅のアテンドは、そこに入るまでにどれだけ用意し、あらゆるシュミレートをしているかどうか、そこで成功は決まる。
今回の姫旅は、山元加津子さん始め、そこに集う人達。旅慣れた人、旅慣れてない人たちの混合チームだ。
だからこそ、いつもの3倍くらいは用意をしてきたつもりだ。
これで何が起こっても大丈夫。そう思って寝たら、電話で起こされて上記の会話。
「それって?」
「振込み日の手違いで、チリの首都サンティアゴ~イースター島の航空券が全部落とされて、なくなっちゃった。どうしよう?社長に相談したら、これから行き先を変えることも考えないとだって」
「どこへ?」
「例えばチリ北部のアタカマ砂漠とか?」
「Sちゃん、それは無理だと思う。みんなイースター島に行きたいわけだから。まず出来ることからやろうよ」
今まで僕の弱いところを支え、バックで対応してくれたSちゃんが、今は自分のミスで困っている。こんな時こそ、僕が守らないと。
「行きと帰りの空き状況は?」
「行きは2便に分かれると思うけれど、同日で何とか取れそう。でも帰りは殆どが満席でいつ帰れるか分からない状況」
「分かった。ならまずは行きを何とか1便で行けるようにがんばろ!」
みんなで手分けした甲斐があって、ミスが見つかってから10時間後、行きのフライトが予定通り買い戻すことが出来た。
でも帰りのフライトは・・・・
そのまま、羽田空港に向かい、正直に参加者の皆様に今の状況を伝えた。こんな時、隠して旅すると、必ず痛い目に合う。みんな
で一緒に強く想った方が、未来は前進していくと思う。
予定通り帰らなきゃならない人、少しだけ遅れていい人、大幅に遅れてもいい人の希望を聞いて、飛行機に乗った。
トロントに着いても、帰りのフライトは絶望的。
「行くか、行かないか?」
それは、最終的に僕が決定を下さないといけないこと。
チリの首都、サンティアゴへ近づくと、白きアンデスが迫ってきた。アンデス最高峰アコンカグア(6960m)が悠然と聳え、天空
を突いている。
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最終着陸態勢になり、素敵な青い湖をバックにシャッターを切った。うっとりするくらい綺麗だった。
到着後、すぐにSちゃんに連絡すると、ほんの少しだけど、帰りのフライトに動きが出てきた。
嫌なことが起こった時、怖いことが起こった時、悲しいことが起こった時、それらを否定的に想うと、さらにその波は大きくなる。
だからこそ、いつも心がけるのは、引き受けること。その起こるすべてを怖いけれど、全部自分に引き受けてみること。
すると、心が少し落ち着いて、前方にほのかな光を感じるようになる。「未来の光」を。
                     ノムラテツヤ拝
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