写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

洞窟の先へ

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今回のイースター島は、どのツアーもやらないことをやる。
自分が長期住んでいた経験を元に、モアイ以外の美にも沢山触れるように予定を組んだ。
ハンガロア近くの7体のモアイ・アフアキビ。
この祭壇は南北に作られ、春分秋分の日の夕日の方向をモアイたちは見ている。
海岸部のモアイとは違い、内陸部のモアイは、農耕に使う暦のためにも使用していたのでは?というのが現在の通説だ。
そこから歩いて、洞窟へ。
島には200以上の溶岩洞窟がある。
その中でも、僕が最も愛する洞窟へ皆様をご招待。
真っ暗闇の洞窟を前に、みんなの顔がこわばるのが分かった。
ふふふ、だからこそ、旅って面白い。
自分自身であれば、決して足を踏み入れないところも、進んでいかねばならないのだから。
ヘッドランプの明かりをつけて、みんなで奥へ奥へ。
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ある場所でランプの明かりを消すと、とろけるような闇が迫ってくる。そして壁から落ちる水滴が、水琴窟のように辺りを響かせる。
日常で闇が少なくなった。だからこそ、人は自然と離れてしまっているような錯覚を覚えるのだと思う。闇は怖いものではなく、優しいものでもある。
宇宙に抱かれている感覚も、闇によってより深く味わえる。
闇の奥に一条の光が。
そこに、僕が名付けた「生命の樹」がある。
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天上の崩れた場所から光が射し込み、それだけで、このアボガドの木は命を繋いだ。
41歳。どうして年齢が分かるのかは、自著「イースター島を行く(中公新書)」をご覧くださいませ。
みんな次々に感嘆の声を発する。
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そして、その生命の樹に吸い寄せられていく。
                 ノムラテツヤ拝
イースタ島005
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