写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

正座モアイ

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世界で一番行儀が良いモアイ、それが石切り場の端にある。
モアイ・トゥクトゥリと呼ばれる丸みを帯びた石像は、島に1000体あるモアイの内で唯一正座しているのだ。
背後に回ると、足とお尻も見える。
このモアイは、イースター島を世界に広めた冒険家、トールヘイエルダールによって発掘された。地面から顔だけ覗かせていたトゥクトゥリは、ひときわ丸い頭だったため、不思議に思い掘ってみると、なんと人間に似た正座したモアイが出てきたのだという。
面長のものだけではなく、最初はこんな人間ぽいモアイを島の人たちは彫っていたのだろうか。今も島の人たちは、祭りのときにこの蹲踞の姿勢を取る。
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たくさんのふしぎの裏表紙にこのモアイを載せたら、ある子供からこんなメールを貰った。
「本を読み終えて、最後のページを見たら、あまりに可愛いモアイの後姿。一体どんな顔をしているのか、また本を開いて探しました。モアイ・トゥクトゥリと名前が記されていたので、見つけることが出来ました。最後の最後まで色々な仕掛けを作ってくれて、とても面白かったです」
本を編む時に、編集者と著者にしか分からない仕掛けをいくつも仕込む。その一つでも良いから読者に届いたのときの幸せが、本作りの醍醐味かもしれない。
中公新書(イースター島を行く)の表紙の場所も、このモアイの近く。一番向こうに前のめりになっているモアイが可愛くて仕方ない。
石切り場のラノララクが全盛期だった頃、ここにはどんな世界が広がっていたのかな? 
その時代へ遊びにいきたいな。
                   ノムラテツヤ拝
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