写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

枝垂れ

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ソメイヨシノ、山桜、八重桜、エドヒガン、オオシマザクラ。
日本には200を超す桜が存在するが、僕はシダレザクラが好きだ。
ヤエベニシダレ、ベニシダレ、キヨスミシダレ、どれも好き。
富士山に登って行く一本道に、巨大なシダレを見つけた。
道路脇から撮影していると、家の中からおばあちゃんが顔を出した。
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「その横から回って、うちの庭に来なさい。もっと綺麗だから」
一礼をして、庭の奥へ入れてもらうと、まるで巨大な日傘のような桜が。
「もう100年以上だもんね、生きているの。これの散り際がまた美しくてね」
桜を見上げる小さなおばあちゃん。その顔を見ると、瞳が桜色に染まっていた。
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生けとし生ける者すべては、どう生きたかも大切だけれど、どう散ってゆくのかも、また限りない美を内包するのだと思う。
ペルーのひろちゃんから、としさんの葬儀が終わったと連絡があった。
としさんらしい、太く短くデッカイ人生。
「あのやろう、おれより先に逝きやがって・・・・・」
親友だから言えるその言葉の重みに、涙腺が決壊した。
枝が垂れると書いて、枝垂れ。
自然はいつも僕たちにお手本を見せてくれる。
頭を下げて、この一瞬に、生命があることに感謝すること。
富士も太陽も、いつも僕たちを見守ってくれている。
                ノムラテツヤ拝
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