写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

マラエの不思議

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2つ目のマラエへ。
駐車場から祭壇方面に歩いて行くと、門番のティキが出迎えてくる。
正面から見るとお地蔵さんみたいだけれど、ちょっと見上げると笑っているように見える。
神聖なるマラエへ向かうと、空気感は一変する。
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まるで空気の粒が森から流れ、ピカピカと光り輝いている感じ。
マラエの中央に、その一本の光が見えた気がした。
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世界中、色々なものを自分の目で見る大切さ。
色眼鏡無しに、他人の感性を入れずに、真っ直ぐ見つめる。
僕は、ここで自分なりの大発見をすることになる。
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世界で最も行儀が良いモアイ、それはトゥクトゥリだろう。
モアイ製造工場でもあるラノララクの最も東側に建つそれは、いつも僕を不思議な気持ちにさせた。
まったくモアイとは異質なのだ。姿も形もエネルギーも。
どうして正座するモアイが一体だけあるのだろう?
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その答えがようやく分かる瞬間がやって来た。
タヒチ島のマラエに建つ一体のティキ。
その後ろに回った時に、僕は息を飲んだ。
これって・・・・
そう、トゥクトゥリはモアイではなく、ティキなのだ。
マルケサスやタヒチから運ばれたティキの文化、それらが最初のイースター島で花開くことは時代的に見ても十分可能性がある。
旅の面白さとはこんなところにある。
自分の中に世界中の面白い物を蓄積する。
すると、どこへ行っても、ある場所とリンクしてくるいようになる。
それが考古学の面白いところであり、文化人類学の粋に近づいていく。
そして何よりも人間はみんな根幹は同じという限りない不思議さに行き着いていくのだ。
今の時代に、人間として生を受けたことに、心より感謝する。
世界の不思議を、もっと、もっと、体内に蓄積したいと思う。
遥かなる高みから、この地球を見てみたいと願う。
            ノムラテツヤ拝
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