写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

マラエ・ペペ

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テファノ・マラエの御神木。その下で佇んでいたら、さっきの清掃員が登って
来た。
「どうだ、美しいだろ。ここには力のあった酋長が埋められていたんだ」
ふふふ、道理でエネルギーも細やかなわけだ。
ここから更に上がったところに「ペペ」という彼が最も好きなマラエがあると
いう。
「もし良ければ案内してあげようか?娘のテラノと話しながら行けば良い!」
と軽くウィンクする。
これも何かの御縁。テラノちゃんに連れて行ってもらうことにした。
山道をかき分けていくと、「これ、ティキよ」と教えてくれる。
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僕の知っているティキではなく、もっと原始的な小さな岩。狛犬やシーサー
のような役割をしたポリネシア文化圏の墓守だ。
ムッとした湿度の中、20分ほど急登すると、森が開き、突然マラエが現れた。
「ペペ1号と、この下に2号があるわ」
マラエからは島が一望でき、さっきまでの湿気が嘘のように新鮮な風が吹き
上がった。
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一枚いちまい写真を撮らせて貰っていると、どうも右側がムズムズする。
「あの山は?」
「あなた何か感じるの?あれは私たちの聖なる山。マラエも全てはあの山が
見えるところに集中しているのよ」
「あそこへは登れるの?」
「2時間くらいかかると思うけれど」
「あの山の中にマラエはある?」
「聖なるマラエが一つある」
「どんな?」
「シャレコウベ(骸骨の頭)が、岩の下からたくさん出て来ているマラエよ」
僕は登り口まで案内してもらい、そこでテラノちゃんと別れた。
「気を付けてね」
振り返ると、獣道が森の中へ続いていた。
                ノムラテツヤ拝
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