写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

旅をすること

「What Am I Doing Here ?」
敬愛する旅行作家、ブルース・チャトウィンが好んで使った言葉。
正確に訳すと「僕はここでいったい何をしているのか?」。
旅と共に生き、その博学さと目の付け所から高みを目指し、やがて旅と共に散った知の巨人。
「どうして人は旅をするのか?」
チャトウィンの原動力は、その探求にこそあった。
「あそこには、もっと良い狩場が、もっと農耕に適した場所が、もっと豊かな島が・・・」
古代から人間は、今よりもより豊かな場所を求めて移動し続けてきた。
でも、理由は本当にそれだけだろうか?
僕は違うと思う。
場所を移動することは、すなわち「心」も移動させること。
動くことで心はドキドキ、ワクワク、時にオロオロしたりする。
だからこそ、人は一つの場所にずっといると、どこか別の場所へ行きたくなってしまうのだ。
いわばDNAに刻まれた「魂の渇望」。
「僕はいったい何処へ向かうのか?」
若い頃、随分と思い悩んだことがある。
でも思い悩めば思い悩むほどその答えは出ない。考え抜いて、考え抜いて、その先に手放す時がやって来る。考えることが日常化して、普段になった瞬間、答えはポロリと落ちてくる。
折角この世に生まれた生命。であれば、僕は命を賭けて地球を遊び切りたい。
支えてくれる周りの人たちが幸せになるように動き、2年ごとに世界をガラリと変えて、正面からぶつかっていきたい。
この世に住んでいる人たちが、どんな楽しい今を過ごしているのか? どんな悲しみに暮れているのか、共に感じて寄り添いたいと想う。
「世界196ヶ国に、足を踏み入れる」
20歳~41歳の現在までで107ヶ国。計算上ではあと20年で196ヶ国に到達できるけれど、治安的に難しい場所も出てくるだろう。ただ、今まで世界の辺境・秘境ばかりを旅してきたので、メジャーなヨーロッパ、中欧などは殆ど足を踏み入れていない。それらを越せれば150ヶ国が見えてくる。
「どうして人は旅をするのか?」
それは初体験を積み重ねて経験にし、その経験の先にある初体験を求めたい。
外からの変化を全身で受け止め、内から湧き出る変化を浸み渡らせ、それらをバランスよく統合させたい。僕の幸せの形は、きっとそんなところにあるような気がする。
今日から、新たな国内&海外3週間旅が始まる。
時空のトンネルの先には、どんな世界が広がっているのか?
しっかり目を見開いて、細胞の全てで感じたいと思う。
                      ノムラテツヤ拝
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