奥宮2016-05-31 Tue 20:18
![]() 昔から信じている宗教がある。 仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、ジャイナ教・・・・・。 世界には様々な宗教があるけれど、僕は主に古神道を信じている。 分かりやすく言えば、アニミズムの世界観。巨石、巨木、山や海など自然の中の神が息づく思想だ。「八百万の神信仰」とも呼ばれる。 その根源は一体何処にあるのか? 2年前、その存在を教えてもらい、以降、僕の中で国内の行ってみたい場所ナンバー1となった。 博多講演の後、僕はレンタカーで一路、東へ向かった。 八百万の神信仰の故郷は八幡様。その総本山が大分の宇佐神宮だった。 ![]() 僕は何かに引かれるように、神宮から山々を巡り、そして9合目にある奥宮へ。 ![]() 拝殿に上がらせてもらうと、その先の石鳥居には有刺鉄線が張られていた。 ![]() 禁足地であり、これ以上は入ることが許されないという。 頂き付近には、3つの磐座があり、そこに女神が降り立ったことから、八百万の神信仰が始まったという。 石鳥居から離れ、僕は体の引かれるまま、左側に続く獣道を降りた。 そこには古い鳥居と、水場を祀る祠が。 背後の太陽を入れて、しばらく撮影していると、画面にピンク色の光が写り込む。 まるで赤いオーロラのように時に激しく、ときにたおやかに揺らめく。 「あれは何だったのだろう?」 ふと視線を鳥居の中へ写すと、そこには何かが立っているような気配が。そして画面よりも青紫がかった光が、肉眼でも見えたのだ。 鳥肌がぶわっと立ち、次の瞬間、嗚咽するように、涙が溢れ出てきた。 今まで感じたことのない、お湯のような涙が。 5分は泣いていただろうか? もう一度、さっきと同じように鳥居へ視線を移すと、また光が現れる。 僕は静かにカメラのモードを写真から動画に切り替えた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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