深き森へ2016-06-15 Wed 20:10
![]() 整備された山道を登っていくと、所々に赤い花が見え隠れする。 遅咲きのシャクナゲだ。 てのひらよりも大きな花が、ボンッ、ぼんっと深緑の森に花火のように咲く。 ![]() 峠を越えたあたりでは、観光客用に馬が繋がれていた。 親はともかく、子馬も誰かを乗せるのかな? ![]() 登り始めて1時間半、峠を越えると、目の前の絶壁にタクツァン寺院がへばり付くように建っていた。 ![]() どのようにして、こんなところへ。 誰もが思ってしまう疑問だが、やっぱり人間って凄い。 コツコツと積み上げて、こんなものを作り上げてしまうのだから。 普段、写真で良く見るカットの展望台に立つと、タクツァン寺院の奥に広がる、大地溝帯のような森に僕は息をのんだ。 ![]() グル・リンポチェが瞑想したというタクツァン寺院。 そこから、どんな風景が見えたのだろう? それは、やっぱりこの道を歩いてきたからこそ、見えた風景だった。 世の中がどれだけバーチャルになろうと、関係ない。 僕は自分の五感で、世界の絶景に立つ。 そして、そこからの風景を全身で感じたいと思う。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
コメント
寺院が、絶壁にちょこんと乗っかっている雛鳥の巣のようで、少し愛おしく感じますね。
絶壁の引力から奥に続く森の広がりに、心震えました。 2016-06-25 Sat 13:34 | URL | ずま [ 編集 ]
僕もその森の広がりに惹かれました。
2016-06-25 Sat 17:12 | URL | 野村哲也 [ 編集 ]
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