写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

心の位置

DSC09808.jpg

青空に鳥のような白い雲が飛んでいく。
斜光線が家々や教会、そしてガイズラー山群に当たり、立体感が出る。
DSC09669.jpg

まだ夕日には早い、かといって順光には遅い時間。
こんな時写真撮影ではしばしの休憩時間となるが、動画はここが大切な時。まだ明るくて、狭間のような時間から積み重ねて撮ることによっドラマティックな動画が完成する。
DSC09704.jpg

カウベルの音が響き、30分毎に教会の鐘が鳴る。
トラクターの音や、遠くから間伐音が聞こえてくる。
こんな時間が好き。
一見何も生み出すことのない静かな時間。でも、それらが生きる上でとても大切なことを知っている。
自分の心を元の位置へ、ニュートラルに戻すのだ。ボーっとただ風景を見ているだけで良い。
力を抜いて、寝転んで、流れる雲を見つめれば良い。
体は力みの抜けた時に、元へ戻してくれる。そして心をも中立にしてくれる。ゆっくり、ゆっくりと。
今日は初日のガイズラーとは違い、穏やかな夕日になりそうだ。
19時30分、教会の鐘が鳴る。
DSC09892.jpg

鈴虫やコオロギの声が草むらから聴こえてくる。深呼吸すると、空気の甘いこと。腰を下ろした大地の柔らかいこと。そんなことを体感し始めたら、もう中立。元へ戻ってきている証拠だ。
さっきまでの光はより神々しく瞳に映るだろう。
DSC09910.jpg

自然も刻々と変わっていくが、僕たちもまた凄いスピードで変化することが出来る。
体にまず「できる」と言ってあげること。そうすれば体の色々なスイッチがオンになる。制限という幻想は消え、可能性だけが目の前に現れる。
DSC09921.jpg

自分は何がしたいのか?
それが目の前にきっと浮かんでくるだろう。
掴め。
後はその夢というエネルギーを掴むだけ。
どんどん、ガイズラー山群が黄金に染まっていく。
やがて陽は落ちて、青の時間が。
DSC08110.jpg

そして藍色の世界に、天の川が音も無く橋を架けた。
DSC00085_20160916234716a36.jpg

            ノムラテツヤ拝
DSC09363.jpg
ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン人気ブログランキングへのクリックをお願い致します!以下のライオンボタンの上でクリックしてみて下さい。吠えます!
人気ブログランキングへ

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

ヨーロッパ | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<チロル | ホーム | 静謐な夕焼け>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |