写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ユングフラウヨッホ

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スイスの鉄道王アドルフ・グイヤー・ツェラ―がこの辺りをハイキング中に斬新な発想を得たのは、123年前のこと。
アイガー(3970m)とメンヒ(4107m)の山中にトンネルを掘り、ユングフラウの頂上まで登山電車を走らせるというものだった。
着工から16年後、工事は無事に成功し、トップオブヨーロッパと形容されるルートが開拓された。
クライネシャイデックから赤い列車に乗り込むと、文字通りトップを目指してぐんぐん登っていく。
そして名物のトンネルに入ると、真っ暗闇となる。
僕は窓を開けて、外に顔を出した。
時折、白い石英の地層が横に走っている。
細いトンネル内をすれすれで通っていく。
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アイガーグレッシャーを越えると、更に細くなる。丸鋸で掘ったような壁面。
ひんやりした空気。
途中の駅で幾度か止まり、展望台からの眺望を楽しめるようになっていた。
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よくもこんな道を作り上げたもんだ、と人間の力の凄さを思い知る。
まるでアイガー、メンヒの子宮の中を旅しているみたいなのだ。
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暗黒の中から、一条の光が射し込む。
それはまさにアイガーの窓と呼ばれる子宮の中心地。大きな窓の外には、巨大な氷河とクレバス。どかんと氷雪峰が聳えていた。
終点のユングフラウヨッホはもうすぐ。
ここがヨーロッパの頂上駅だ。
3454m。
頂上に到着し、氷河のトンネルを抜けると、食堂に出た。
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韓国人がとても多く、名物の辛ラーメンを啜っているのに笑ってしまった。
スフィンクス展望台からは、太陽に照らされたアレッチ氷河が見渡せた。
見せ方も含めて素晴らしく、学ぶことが多かった。
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帰りはクライネシャイデックで生ビールをあおった。
ここがスイスで人気の場所になる理由が分かった瞬間だった。
              ノムラテツヤ拝
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