初恋2016-09-21 Wed 12:52
![]() 初恋のよう。 好きな人の気を引こうと、わざといじわるをした幼き日。 マッターホルンが気になるような自分になるためには、一体何をしたらいいのかな? シンプルになる。まっさらになる。素直に見つめる。 頭では分かっているけれど、見たい想いが勝ってしまってなかなか心が落ち着かず寝付けなかった。 朝5時。 ぼんやりした頭で、撮影場所へ向かうと、なんと早朝の空に黒曜石で作った矢尻のような巨大な岩峰が浮かんでいた。 「マッターホルン!」 僕は慌てて走った。雲が湧き上がり、すぐに姿を隠す。 気持ちを落ち着かせて、マッターホルンを感じる。 昨日と同じように、合わせていくと、今日も外される。 どれだけ手を尽くしても、手に入らない初恋の人のようにさらりとかわされる。 繋がれない。 こんな時は、もうお手上げ。 写真を撮るのを止めて、どっかりと胡坐をかいた。 ただ見つめる。見つめるだけ。 10分くらい経っただろうか? 少しずつ、マッターホルンが雲間から顔を出し、一瞬だけ色づいた。 まるで「ちょっとだけよ・・・」と言われているよう。 僕は一枚だけ撮影させてもらった。 ![]() 町から高速ケーブルカーでたった3分。標高2288mのスネガ展望台へ到着。 ![]() ここはマーモットの生息地。岩場に腰かけて、待っていると、出てきた、出てきた。 かわいらしいマーモット。 ![]() 「くぅ~!」 ![]() わき腹を掻く姿とか、たまらんなぁ~。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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