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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

自然現象の意味

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自然現象は皆のためにあるのではなく、個々、おのおのの気づきのために千差万別用意されている。
山を撮影していると、そんなことを強く想わされる。
ドロミテ、グリンデルワルト、身体は快調そのもので、朝、昼、晩と寝る間を惜しんでシャッターをきった。でもマッターホルンに来ると、何故か雲で山が覆われ、波長も全然合わない。まるであちらが周波数をコロコロと変えて合わさせないような・・・。
そんな時、最初はどうしてだ!と苛立っていたけれど、やがて周波数を合わせられない自分に矛先が向いた。
体調が万全でない。知らぬ間に疲れが溜まってきている。だから曇って、山は隠れ、休めろと教えてくれているのだと。
昨日は夕方と夜、まったく撮影せずに、とにかく寝た。
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今朝、起きて撮影地へ向かうと、マッターホルンは僕を見下ろし、微笑んでいた。
シャッターを押すごとに少しずつ波長も合ってくる。いや、マッターホルンが僕に合わせてくれている。
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朝焼けの後、モルゲンロートが。天空へ伸びる矛先は、赤から黄金へ色付いていった。
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その後、標高4000m近くのゴルナーグラートへ。
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ここはマッターホルンとモンテローザの両山が見える絶景展望地。
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ツェルマットとは違う角度から見るマッターホルンは、さらに天を突いていた。
               ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

ヨーロッパ | コメント:2 | トラックバック:0 |
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コメント

街灯に照らされる川沿いの向こうにマッターホルンなんて、こんな絵画見たいな景色が自然にある事にビックリです。
ふと足が止まる1枚です。
2016-09-26 Mon 23:25 | URL | ずま [ 編集 ]
有名なマッターホルンも実際に訪れてみて、誰も撮っていない風景が沢山あることに気づかされました。
2016-09-27 Tue 07:17 | URL |  野村哲也 [ 編集 ]

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