写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

雲の湾

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22年ぶりのニュージーランド。
その感覚はまさに屋久島のようだった。
オークランド空港の自動ドアが空き、空気が入ってくると、そこは南国のシダの香りに包まれていた。
雨が降っていたからか、しっとりしたものが僕の周りにやってくる。挨拶するようにくるくる、くるくると廻った。
レンタカーを借りて、ハイウェイを北上し、一路オークランドへ向かった。
今日の宿も民泊。
ヨーロッパから引き続き、住むように旅したいから。そして現地の人たちがどんな風に生きているのかを肌で知るため。
部屋からの緑の眺めに釘付けになる。
大木には地衣類が付き、ここが雨の多い都市だと実感する。
まるでアマゾンのような不可思議な鳥の鳴き声が辺りを包み、目を瞑ると、身体が自然の中へ溶けていく。
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買い出しに行くと、この20年の変化を嫌が上でも教えてもらうことに。あの頃はビールは美味しかったが、ワインは。
僕もそこまで興味も無かったけれど、ここまで美味しくはなかった。その筆頭が「クラウディーベイ(雲の湾)」。
シャルドネも美味しいけれど、やっぱりソービニオンブランが好き。
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出てきた頃の衝撃をなんと現したらいいのだろう?
どこも突出させず、ひたすらバランスを追及したまあるい味。ソービニオンブランなのに尖った部分を一切見せないワインだった。それらがやがて世界に認められるにつれ、どんどん値段が吊り上り、今では通常4000円(日本)。本場では安売りして2200円~2300円くらい。
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もちろん購入して飲んでみると、やっぱりバランス重視のワイン。何にでも合うので、アボガドシーチキンサラダは勿論、鶏の丸焼きなんかでも喧嘩しない。
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シャワーを浴びて、その感覚にもしやと思い水道から水を掬ってみる。一口含むと、恐ろしいほどの軟水。外へ出ると雨上がりの空気はすこぶる美味しく、まあるかった。
僕はクラウディーベイの故郷にいる。
その意味を教えてもらった時間だった。
              ノムラテツヤ拝
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