龍の眠る町2017-01-19 Thu 09:06
![]() 450年前、一人の男が岐阜へ入場した。 戦国武将の織田信長だ。 その時この地はまだ井ノ口と呼ばれ、金華山のてっぺんに立つ城は「稲葉城」。 そこに信長は妻の濃姫と共に10年の歳月を過ごした。 世界中を旅したポルトガルの宣教師ルイス・フロイスの記述にこうある。 「ポルトガルやインド、日本の他地域で宮殿や居館の中で、最も精巧かつ豪華な作りで、信長の宮殿は非常に急峻な山に建つ」と。 久しぶりに青空が広がったので、麓から駆け足で岐阜城まで登った。 途中、赤い実をつけた「たまみずき」が、森を彩り、まるで紅葉のよう。 ![]() 金華山の頂に立ち、久々に岐阜を見下ろすと、長良川という龍が町を貫いていた。まさに臥龍、「龍の眠る地」と呼ぶに相応しい。 ![]() 信長は天下統一を夢みながら、この地を名前から変えていった。 岐阜の岐は、武王の生まれた岐山から。阜は孔子の生まれた曲阜から。 つまり文武両道の町にしようと、岐阜と名付けた。 そして楽市楽座をてがけ、日本有数の活気ある町を作り上げた。 ルイス・フロイスに信長がかけた言葉がまた良い。 「岐阜へは何度も訪れよ」 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
コメント |
コメントの投稿 |
|
トラックバック |
| ホーム |
|