写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

一枚の絵

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イースター島へ向かう前、6カ月にわたってさせてもらった中日文化センターのセミナーが無事に終了した。
世界の絶景・秘境をくまなくみんなで旅し、そこに撮影のテクニックや撮影秘話などを詰め込んだ。
毎度、昔のスライド写真を押入れから引っ張り出し、必要であればデジタル化してセミナーで見てもらった。
振り返る。
写真家になると決めた20歳から、42歳まで不思議と振り返ることがなかった。
きっと目の前に広がる対象が大きくて、そんな時間が無かったのかもしれない。
でも、今回は強制的に振り返ることで、多くの学びがあった。自分がどんな気持ちで撮っていたかも、湧き上がってきた。
原点回帰という言葉があるけれど、まさに僕にとって、セミナーの写真選定は、そんな旅路。
ヨーロッパ編から始め、北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、南極、アジア・ポリネシア編と世界を一周した。
最後の挨拶を終えて、機材を片づけていると、京都からわざわざ参加してMさんが話しかけてきた。
「今回、野村さんによって旅させてもらった場所、それを一枚に入れてみました」と白い大きな袋を渡される。
「わたし、デザインの仕事をしてて」
中に入っていた箱を開けると、そこには白地のキャンバスに狼やパフィン、モアイやガラデレオン、クジラやオーロラ、虹や熊など話したすべてが絶妙なバランスで組み合わされていた。そして自分とソニーのカメラまでも。
あまりにも素敵な出来栄えに、僕はしばし声を失った。
そして絵がとても下手な僕には、こんな風に表現できるMさんが眩しく見えた。
「今回は色を付けませんでした。それは野村さんの見た色、私の想像した色、見る人がそこに色を付けてくれればという思いで」
失敗なしの一発勝負で書き上げた力作。だからこそ、絵からとても静謐な風が吹いてくるのだ。
有難うございます。
大切に仕事場に、飾らせてもらいますね。
そして僕はイースター島へ飛び立った。
富士が手を振って見送ってくれたかと思えば、タヒチでは虹のお出迎え。
少しずつ、イースター島&タヒチの旅を振り返っていければと思う。
今、成田エクスプレスで成田空港へ向かっている。
                   ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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コメント

野村さんの世界がすべて詰まっていて、とっても素敵な絵ですね!!
2017-04-09 Sun 22:32 | URL | ライラック [ 編集 ]
どうも有難うございます。
2017-04-10 Mon 11:01 | URL |  野村哲也 [ 編集 ]

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