命日2017-04-14 Fri 19:09
![]() としさんが亡くなって、もうすぐ一年になる。 「てっちゃん、一緒に祈ろうか」 ひろちゃんが、としさんの遺骨を手のひらに置いた。 としさんの分身は、ウユニの風に乗って、大空へ飛び、舞った。 あの大きな笑顔を思い出すだけで、今でも胸が締め付けられる。 でっかい、でっかい、打ち上げ花火のような人だった。 http://fieldvill.blog115.fc2.com/blog-entry-2724.html 夕日が、まるで海へ吸い込まれていくように、塩の湖へ溶けていく。 テルテル坊主のようになったかと思いきや、最後はグリーンフラッシュ。 幸福の緑の光が輝いた。 ![]() 「としさんの仕業ですね、きっと」 「あいつならやりかねないな、神様を脅して、最高の夕日を出せって」 やがて背後の雲が焼けてくると、周りの空気がピリピリと張り詰めてきた。 どうしたんだろう? 振り返ると、僕たちは一瞬で固まった。 そこには大きなフェニックスが飛んでいたのだ。 としさんがあの世から不死鳥となって、こちらを見下ろしていた。 ダメだ・・・ 僕はただ見上げ続けた。 そうじゃないと、涙が溢れて止まらなくなってしまうから。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
コメント
ただただ、
ただただ、 美しいです、 2017-04-14 Fri 20:32 | URL | ずま [ 編集 ]
ありがとうございます。
> ただただ、 > ただただ、 > 美しいです、 2017-04-15 Sat 18:05 | URL | 野村哲也 [ 編集 ]
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