写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ブルーポピー

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HIS主催のブータン旅、その主目的のひとつが高山植物の女王「ブルーポピー」を見ること。
去年ナイスガイ・山名さんに連れていってもらったチェレラ峠は衝撃的だった。
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あまりに簡単に見られるのだ。富士山よりも高い標高4000mの峠までは車で上れ、そこから森の中を歩くこと10分でポツポツと蒼いケシの花が現れた。
ブルーポピーは、ちょうど百年前に英国の探検家がヒマラヤの奥地で見つけた花。
その深い蒼さに「世界で最も美しい花」としてもてはやされた。
属名はメコノプシス。ギリシャ語の「メーコン(けし)」と「オプシス(似る)」に由来する。
去年はまさに「ブルーポピーの花園」。100本以上のケシが満開を迎えていたが、今年はちょっとだけ早いみたい。
今年も出会えましたね。種族メコノプシス・シンプリキフォリアは、色合いも様々。深い青色から、ピンク、そして限りなく透明に近いブルーもある。
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雨に濡れた葉っぱは、ムラーノ島のベネチアンガラス、身近なものでは少量の水に濡らしたティッシュペーパーのようさえ見える。
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「この蒼色を一度見たものは、生涯に渡ってこの花に憑りつかれる」と誰かに聞いたことがある。
まさに納得の美を内包していた。
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まるで、光がこの花を照らしているのではなく、花の奥から蒼い色を発しているようなのだ。
そして、ガイドのサンゲイと共に、更に奥へ。登山道は急坂となり、岩場を回り込んだそこに、風から身を守るようにして一輪のブルーポピーが咲いていた。
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「これはブルーポピーの新種なんです。申請中ですが認定されれば、メコノプシス・エロンガタと名付けられる予定です」
今の時代に、まだ新種が発見される未知の国・ブータン。
蕾には蟻酸を含んだ棘がびっしりとはびこっていた。
それにしても、なんという蒼色だろう。
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透き通るガラス細工のような蒼、まるでヒマラヤの神様が愛でるために作り上げた「完璧な蒼」。
足元には、これまた初めて見る、ピンクのハクサンイチゲが咲いていた。
           ノムラテツヤ拝  
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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