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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

タハイの虹

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トンガリキの星と朝日を見てから、イースター島最古の儀式村「タハイ」へ。
ここは初期のバイウリ、中期のタハイ、後期のコテリクと時代ごとにモアイが大きく、形も変化していくことが分かる重要な場所。
バスを降りると、雲間から太陽が顔を出した。
ピンと体の真ん中に芯が入る。
こんな時は、必ず自然が何かを見せてくれるとき。
大切なのはそれらを予想して最高の場所で準備しておくこと。
添乗員にその場は任せて、僕は氣を全開にして坂を下っていく。そして徐々にあの在る状態に自分を近づけていく。
空は晴れているが、東側から雲が迫ってきた。
来る。
時間にして10秒くらいだろうか?
モアイの背後にダブルレインボーがかかり、最後の2秒は朝日にモアイが輝いた。
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イースター島に住んでいたとき、何度もトライしたが、結局半円の虹としか重ねられなかった夢の風景が、一瞬で現れ、またたく間に消えていった。
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胸に突きあがるような感謝の念が湧き、モアイに手を合わせた。
アナケナビーチでは、最も美しく見える場所へ皆さんをお連れし、思い思いにシャッターをきる。
逆光の撮影の秘訣を皆に伝えると、歓声が。
カメラの液晶に美しき太陽が映り込んだ。
              ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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