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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

光の魔術師

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奇跡の美術館はまだ終わらない。
オランダでもう一人愛して止まない画家、それはレンブラント。
最初に見たのは20歳の時。仄かに当たるランプのようなオレンジ色の光、そして緻密に計算し尽くされた写真のような絵。超精密画の世界を体現した光の魔術師、それがレンブラントだ。
このマウリッツハイス美術館にはレンブラント作品が十数点がるが、特に有名なのが、彼の代表作でもある「テュルプ博士の解剖学講義」だ。
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部屋の壁面を覆うように飾られた絵からは、光を自在に扱う画家らしく強弱、濃淡、静動などを完璧に組み合わせた一枚だった。
描かれているのは、ニコラス・テュルプ博士が腕の筋肉組織を医学の専門家に説明している場面。
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一点一点、キャプションも含めて見ていくと、一枚の前で足が止まった。
セルフポートレイト。
レンブラントの晩年の自画像だが、その右目の強さ。
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すべてのものを射抜く力に、僕は殴られたような衝撃を受けた。
もっと突き詰めて、もっと冷徹に、もっと、もっと。
「人生には終わりがあるが、芸術には決して終わりがない」
口がかすかに開き、そんな言葉が聴こえたような気がした。
人生長く生きても、たったの100年。
でも芸術は、数百年、数千年の時を越えて、僕らに語り掛けてくる。
ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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