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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

アラスカ大学

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アラスカ第二の都市フェアバンクス。
ここをオーロラの拠点にするのは、科学的な理由がある。
まずオーロラとは何なのか?
簡単に言ってしまえば、太陽から吹いてくる磁気の風=太陽風が地球に吹きつける。すると地球の最も強い磁気圏・北極と南極の磁気が破れる。そこを補修するように光り輝くのがオーロラ。
つまり傷を負った地球のバンドエイドが光っているのだ。
厳密に言うと間違っているが、イメージではそんな感じ。北極で「E」というオーロラが出たとしたら、同じ瞬間に南極では「ヨ」が出ている。つまり映し鏡のようになる。アラスカでEというオーロラが見えれば、ノルウェーやアイスランドでも同様のEが見える。
であれば、極地ならどこでもオーロラを見られそうな氣がするが、そこに落とし穴がある。
どれだけ激しいオーロラが出ようとも、雲が出てしまえば、その下にいる僕たちは見ることが出来ない。つまりオーロラが見やすい場所とは、冬の晴天率が高い場所となる。その世界最強の場所こそがアラスカのフェアバンクスなのだ。
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オーロラ天文学の最も進んだ大学は「アラスカ大学」。星野道夫氏が通った母校でもある。
フェアバンクス近郊のパイプランを見てから大学へ向かい、博物館前のトーテムポールのお勉強。
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そして館内に立つ愛すべきコディアックベアの剥製を見上げた。
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たった100年ほど前までは、体長5m以上の熊がアラスカの大地を闊歩していたのだ。
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そして星野氏側から寄贈された130点の写真が、より博物館を華やかにした。
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フェアバンクスに来たら、絶対に行って欲しい場所。
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その筆頭が昔も今も僕にとっては「アラスカ大学」だ。
       ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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