越冬リス2018-01-22 Mon 16:30
![]() ジリリリリリ、ジリリリリリ。 森のしじまを破るように、アカリスが警戒音を出す。見上げると、トウヒの葉がファサファサと揺れ、粉雪が舞い落ちる。 望遠レンズを装着して樹上を狙う。枝と枝の間から、ひょこっと愛らしい顔を出した。 アラスカには主にアカリスと北極ジリスの2種が生息する。北極ジリスは冬眠をするので、春を迎える5月までは巣穴から出てこない。-40度以上になる極寒の世界で、越冬するアカリスを見るにつけ、いつもある疑問が湧いてくる。 一体、こんな小さな体のどこに、冬を越せるだけのパワーが秘められているのか? ![]() トウヒの実を起用に手で掴み、カツカツと音をたてながら口へ運ぶ。冬仕様になった毛並みは、遠目から見てもピカピカだ。 極北に生きる動物たちは、白金色のシールドを纏ったような独特の艶がある。その色っぽさと凛とした生き様に、僕はいつも見惚れてしまう。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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