新たなる本2018-02-02 Fri 16:21
![]() 砂漠の花園、百年に一度咲く花、デナリ国立公園、イースター島、ナミブ砂海。 今まで作ってきた、写真絵本シリーズ「たくさんのふしぎ(福音館書店)」。 子供たちに「世界は果てしなく広く、圧倒的に美しい」ことを感じてもらう本。 今まで著作物は13冊あるが、子供のための本が一番時間がかかる。どの言葉をどのように使うのか、何故その言葉を選ぶのかを一字一句注意深く選ぶのにまず時間がかかる。20名と20人の差、どこへとどこにの差、巨木と大樹の差。幼少期に何度も読み返す絵本だからこそ、慎重になる。だって、その子の日本語の根幹に関わっていくわけだから。 でも、僕がこの絵本シリーズに込めている想いはひとつ。もし自分が10歳だった時にこの絵本を読んだら、ワクワクドキドキしたか?そんな本を今まで編んできたつもりだ。 そして現在写真絵本6作目に取り掛かっている。 物語はポリネシア。北はハワイ、東はイースター島、西はュージーランド。その三角形の内側一帯の話。ある場所で衝撃の大発見をするところから物語が動きだし、ポリネシアを旅する中で、色々な謎が解けていく。そして最後に舞台は世界へ。 ![]() 「世界中で誰も気づかなかった切り口で、圧倒的な行動範囲を使って、壮大な物語を紡いでいく」 文章が大体出来てきたが、今日、読み直して泣いた。あの時、突き抜けるような喜びを思い出したのか、それとも自分が目指す本に近づいているからか、その理由ははっきりしない涙が止めどなくこぼれ落ちた。 でも、ひとつだけ分かったこと。それはこの本を10歳だっか頃の僕に読ませたら、間違いなく本に書いた最終ページの命題を「僕が必ずやってやる!」と鼻息荒く絶叫しただろうな。そしてこれから読んでくれる未来の10歳の読者たちが、ちょっとだけ羨ましい。 みんなが笑顔になるよう、写真と文章を丁寧にコラボレーションさせますね。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
コメント
子供ではありませんが、すっごく読んでみたいです!! 出版が楽しみです♪
2018-02-17 Sat 23:57 | URL | ライラック [ 編集 ]
|
コメントの投稿 |
|
トラックバック |
| ホーム |
|