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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

究極の一枚

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ウユニ最終日、僕はひとりで塩湖上に立っていた。
星々は今日も煌びやかに夜空を飾り、鏡のような湖にその姿を映した。
大切な時間。さぁ、一昨年からずっと追ってきたイメージを完成させるときだ。
僕の性格を一言で表せば「出来るまで諦めない(笑)」に尽きる。
まだ、初夜の天の川写真には、何かが欠けていた。
皆のアテンドをしながら、食事をしながら、塩湖を歩きながらずっと考えていた。
どうしたら、ウユニ塩湖でしか見られない、僕だけにしか見つけられない「一瞬」になるのかを。
そして、今宵一人で立った時、その答えがふっと天から降りてきた。
流れ星だ。それも天の川に落下してくる縦の星。
それが重なれば、地球創生のような朝日、虹のようなアーチ状に架かる天の川、湖に映る星々と共に、究極の一枚が完成する。
スローシャッターを多用し、何度も自分が入った写真を撮り続ける。
そして、その時が現れた。
夜空を見上げた瞬間、まばゆい閃光が闇を切り裂くように落下した。
心臓がビクンと反応し、光と闇が反転した。
僕らは星が輝いていると信じているが、もし闇自身が発光していていたとしたら、どんな世界になるだろう。星という小さな窓から、別世界に生きる人たちが、僕らを見つめているのだとしたら。
前世、現世、来世。時空は螺旋のように絡み合いながら、平行して走っている。
大きな流星痕(りゅうせいこん)という窓から、未来の僕、過去の僕が、現世の僕を見ているのだとしたら。
諦めずに考え抜けば、その先に必ず答えが待っている。その誰も到達してない遥かなる高みを、僕は死ぬまで目指したい。
さぁ、人生のギアをもう一段上げて、地球を遊びきろう!
         ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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