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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ヤエヤマヒメホタル

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沖縄本島、竹富島、ともに興味深かったが、今回の旅の目的は生まれて初めての西表島だった。
石垣港から西表の上原港まで高速フェリーで45分。
宿でレンタカーを借りて、早速ロケハンに出かけた。事前に教えてもらっていた、秘密のポイント。ここが、今年のピークを迎えているという。
午後吹いていた強風が、夕方には無風になった。
森の斜面を見て、生息環境をイメージして、三脚をたてていく。
日が沈み、森が闇を連れてくる頃、ひとつ、またひとつと黄色い光が明滅する。
体長2~5ミリの日本で最小のホタル「ヤエヤマホタル」。ここが、日本一の蛍風景が見られる森なのだ。
来年は、100キロ続く世界一の蛍風景をアルゼンチンへ見に出かける。その前に、どうしても日本一の風景を心に刻みたかった。
ヒメボタルは、ゲンジやヘイケと違い、明滅間隔が狭く、まるで連射砲。そして自力で高く飛べないため、低空を流れるように動いていく。
日の入りから30分後、森は360度、すべてホタルの光に包まれた。光が近づき玉が大きくなると、小さな惑星のように見えてくる。僕は、不思議な浮遊感を感じながら、シャッターを押し続けた。
日没から1時間後、さっきまでの絶景が嘘のように、森は闇の中へと沈んでいく。ヒメボタルの乱舞は、たったの1時間だけ。この動と静のコントラストに圧倒され、僕は西表島の濃密な森の虜になっていた。
      ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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