明鏡止水2018-05-03 Thu 16:34
![]() 夕方の空が、徐々に藍色に染められていく。 桜の袂の光がひとつ、またふたつ。 マジックアワーになると、さっきまで吹いていた風がピタリと止んだ。 両岸に連なる桜並木とお濠への反射。 ![]() 今。 そんな瞬間がある。最高の自然が眼前に現れる。 雨が降るように垂れ下がる桜、そして対岸の並木道、そして蒼の空に浮かぶ満月。 僕はしばらく息をするのも忘れ、シャッターを押しこんだ。 ![]() 桜の満開と満月が重なる年。それはきっと10年に一度くらいしかないタイミング。 地元の青年が、初めて訪れた彼女にこう呟いた。 「桜まつりの間でも、これだけ鏡のようになることは珍しいから、撮っておいた方が良いよ。これこそ明鏡止水って言うんだ」 青年の正統派な表現に、何だか嬉しくて涙が出そうになる。 どうか、二人の未来も明鏡止水でありますように。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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