幣立宮2018-05-10 Thu 11:14
![]() 父と母を阿蘇空港でピックアップ。 レンタカーは訳あって、小さなフィット号だ。 最初に向かったのは、僕が日本で最も好きな神社「幣立神宮」。その歴史は15000年と言われ、別名は「日の宮」と呼ばれる。 最初にここを訪れたのは、今から10年前。その時の僕はひとつの疑問を抱えていた。 「天照大神」は、一体どこに住まわれていらっしゃるのか? 「伊勢神宮」と即答されそうだが、今まで幾度訪れても、そこを住処にしているとは思えなかった。むしろ、三重の瀧原宮の方が住まいの氣を強く感じた。 でも幣立神宮で、その疑問は融解した。この神宮の別名は「日の宮」、つまりここが天照大神の住まいと大昔から決められていたのだ。 では、一体お宮の何処に? 本殿の脇に命脈15000年と言われる御神木には「天神木 高千穂」とある。ここに降り立ったのだろうけれど、やっぱり住処ではなさそうだ。 その裏手に、森に続く小さな鳥居がある。 ![]() 双子杉や、五百枝杉の古木の道を下っていくと、光に満ち溢れた東御手洗社が。 ここを見た瞬間、確信した。 天照大神のお住まいはココだ、と。キラキラに光り輝く緑の森、そして凛とした水玉の池。風が吹けば、まるで森が音 楽を奏でているようだった。 あの時の「美」を、どうしても父と母に見せたかった。 家族旅行のたびに、僕に自然の奥深さを教えてくれた父母。そして10歳から一人旅に出してもらってからは、その旅の体験を自分のこと以上に興味深く、嬉しそうに聞いてくれた2人。 「てっちゃん、緑が綺麗で、気持ち良い場所ね!」 ![]() 母が、ふうわりとほほ笑んだ。 神々の分け御霊が、生きとし生ける僕たちの生命。七色の光が、神々の隠れ宮に差し込んだ。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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