愛の架け橋2018-05-30 Wed 16:53
![]() 午前二時、気温はマイナス15度。 高く架かった天の川を、少しばかりのテクニックを使って撮影する。 鏡面張りの時間に身を寄せ、午前五時まで写真を撮るという行為を純粋に楽しんだ。そろそろウユニを離れる時間が近づいてきた。 「どうも有難うございました」 頭を下げると、天頂から三発の流れ星が勢いよく落ちていった。 自然と僕たちは間違いなく繋がっている。Yくんの夢を叶えるために、ありったけの愛を見せてくれているのだ。 「ラストワンショットだけいいですか?」 Yくんがそう言い撮り終えると、風が吹き始め、星は波にかき消された。 「ノムラさん、まだ旅は終わってないですけれど、本当に本当に有難うございました」 Yくんの言葉が闇を進む車内で震えた。 命とは、突き詰めて考えれば「気持ちのバトン」の渡しあい。渡され渡す双方向の時間のことを指すのだろう。 ガイドのイサックが用意してくれたあつあつのココアが、身も心もほんわりと温めてくれた。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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