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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

写真の意味

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講評会で見せてもらった参加者の力作をFacebookやBlogにアップした。
何もバイアスのかかっていない皆様から、清き一票を入れてもらい、心より感謝しています。
そのうえで、今日は「写真」というものについて、記したい。
英語では「フォトグラフィー」、日本語では「写真」。
「真実を写すと書いて写真」とよく先生方は言われるが、本当にそうだろうか?
真実を写すもアーティスティックに仕上げるのも、撮影者本人。では、シャッターを押す時に、撮影者は何を想っているのか?それは、自分がどのように写真の道を進んで行こうとしているかに尽きる。
1、自分が一番美しいと思った写真を撮る。
2、相手が美しいと思ってくれる写真を撮る。
3、自分も相手も、美しいと思ってくれる写真を撮る。
例えばこの3つに分類したとして、あなたはどの気持ちでシャッターを押しているだろうか?
もし、自分以外に、相手が入っている場合(2&3)、写真の四隅に気をつかう。ゴーストやフレアなど不自然な光を排除する。水平線や地平線などは角度にも気を配るだろう。
そこが一番重要なところ。使っているカメラ、レンズも勿論大切だけれど、それが全てでは無い。対象物に誰かを想い、気を使い、心を込めて撮影したものは、例外なく皆、素晴らしい作品なのだ。
もし、その作品をコンテストに出そうというのであれば、その選定者は今までどんなものを入賞させてきたのか?どんな好みなのか?を徹底的に理解し、そこへ想いを馳せてシャッターを切ればいい。
写・真とは、真実を写すのではなく、自分の心を写すこと。
この写真を撮ることで、誰に喜んでもらい、どうなっていきたいのか?その「真心を映す」ということに他ならない。
皆様、各写真に沢山のいいねを、どうも有難うございます。
自分の写したものがどう見られているのか? そしてどう見せたいのか?そこに気持ちをフォーカスしながら、撮影させて頂く。
すると、あら不思議。自分も、相手も喜ぶ、バランスの保たれた「写心」が出来上がる。
          ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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