ブルーフラッシュ2018-09-24 Mon 15:48
![]() S保護区からの帰り道、広く大きな青空が広がった。 大都市ケープタウンに向かうにしたがって、ゆっくりと日が落ちていく。速度を少しだけあげ、いつものシーポイントへ。 「出ますかね?」 「ベアを喜ばせるために、俺がいるからな。出ます、出します、出させます」 と格好良いひろちゃん。 「何が出るの?」。ベアさんはきょとんとしながら、浜から夕陽を眺めた。太陽の最後の光が水平線から消えようとするその瞬間、上部が緑色にゆらゆら煌めいた。 ![]() 「グリーンフラッシュ」。この光を見ると、生涯幸せになれるという吉光だ。でも、今日はひろちゃんの愛もマックスとなり、更に色づいていく。ファインダーから初めての色彩が砕け散る。 青??? 光の両脇に、青色の光が立ち上がった。 「ブルーフラッシュ」。 ![]() 今まで50回以上グリーンフラッシュを見ているが、こんな風に青く見えた事は一度として無い。 「どうだ、見たろ? 俺の愛の力を!」と胸を張るひろちゃんに、「私が死ぬまで、お願いね!」ベアさんが、茶目っ気たっぷりに、呟いた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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