ペンギン天国2018-09-29 Sat 08:39
![]() ペンギン好きにとって天国のような場所が南アフリカにある。 喜望峰にほど近い、サイモンズタウン。ここは、人間とペンギンが共存するパラダイスなのだ。 朝、ペンギンは家の前をよちよち歩きながら海へ出ていく。 ![]() 人も泳げるビーチにペンギンが現れることもしばしば。 ![]() 草むらで愛を育むカップルもいれば、 ![]() 子育てに忙しいお母さん、 ![]() 幼稚園のような営巣地では、若い雄が子供たちを守っている。 ![]() アフリカンペンギン(ケープペンギン)は、愛嬌たっぷり。カメラを構えていると、何だよ、何だよと近寄ってくる。瞳を大きく見開いたときの、可愛さといったら鳥肌もの。 ![]() 気配を感じたので振り向くと、子供のペンギンがじっとこちらを見つめていた。首にはまだ綿羽が残り、まるでファーをしているみたい。ちょっと待ってね、寝転んで写真を一枚撮らせてもらうと、ペンギンは踵を返して、家に戻っていった。 ![]() 懐かしいな。僕が22歳のとき、南極であるペンギンと出逢う。手を広げてポーズを取ってくれていたので、近づいて写真を撮ると、次の瞬間、手をパタンと下ろして巣へ返っていった。 「写真は撮るものではなく、撮らせて頂くもの」 ペンギンがいてくれることで、周りに対象物が在ることで、初めて写真という世界が成り立つのだと気づかせてもらった。 あれから20年経つが、今もその想いは変わらない。 僕の処女写真集「ペンギンがくれた贈りもの(風媒社)」は、南極のあの出逢いがあったからこそ生まれたと今も信じている。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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