父母の夢旅2018-10-11 Thu 17:10
![]() 父と母の夢を叶える旅へ出かけた。 向かう先は、もちろん北海道。1週間前は旭川だったが、今回は知床だ。羽田から飛び立った飛行機は、雌阿寒岳と阿寒湖を見ながら女満別空港へ。レンタカーを借りて、2時間ほど待つと、中部空港から到着した父母が姿を見せた。 「晴れてるわねぇ~」。母が幸せそうな声で空を見上げる。 今まで何度父母と一緒に旅を重ねただろう。30回かな、40回かな?でもそのたびに2人の強運を何度も見せてもらった。天候はもちろん、いつもとんでもなくラッキーな旅になるのだ。 網走で投宿をして、まずは母の夢を叶えに行こう。網走屈指の居酒屋Iへ入ると威勢の良い声が響き渡る。漁に使う船が店内に飾られる姿に、旅情がかきたてられる。 父が頼むのは、クジラとホッケ。うむうむ、良い選択。そして母は夢の「毛ガニ」と「焼きガニ」だ。 どのように毛ガニは食べられますか? 「えっ?」 「足だけお刺身にして頂くことも可能ですが」 「お母さん、お刺身じゃなくて茹でてもらえれば・・・」 「母、折角だから足の刺身試してみようよ。タラバは食べられるけれど、毛ガニの刺身なんてなかなか食べられないんだから」と家族皆で納得。 クジラのルイベは、しっかりと肉の味があって美味。 ![]() ホッケは知床らしく巨大な一匹が出てきた。 そうそう、これを食べると、本州での冷凍ホッケが食べられなくなる。そして皆、ホッケという魚の美味しさに、胸を鷲掴みされるのだ。 ![]() そして・・・でましたぁ~。毛ガニと足だけのお刺身。 ![]() 身は花が咲き、スワロフスキーのような透明感。 ![]() たまらずかぶりつくと、上品な甘みが口内に響き、粒粒の触感が喉を通り抜けていく。 「あら、てっちゃん、甘くて美味しいわ、これ」 ![]() よかったねぇ~、母。焼きガニのアブラガニを食べている間に、 ![]() 今度は茹でられた毛ガニがお目見え。身をほぐして、蟹味噌をつけて食べると・・・・、母は静かに目を瞑った。 ![]() 野村家の精神的支柱は間違いなく母。 だからこそ、昔から母が喜ぶと自分のこと以上に嬉しくなってしまう。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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