チェナの女神2019-02-07 Thu 16:58
![]() チェナでの最終夜、夜の23時から山の上のガラス張りの部屋「オーロラハウス」へ向かった。 フェアバンクス郊外2泊、チェナ2泊で、オーロラが見られたのは2日目の夜だけ。それもとても小さいものだった。今夜も出ないかも。そんな雰囲気がオーロラ隊を襲っていた。でも、僕は何故か楽観的だった。19歳で生まれて初めてオーロラを見 てからというもの、100回以上のオーロラを体験をしている。どうしてかは分からないけれど、暁の女神「オーロラ姫」とは、昔からすこぶる相性が良いのだ。 初日は皆既月食、2日目はチラリリズム、3日目は見られずに、チェナでの最終夜にベールを脱ぐ。女神は宇宙一の演出家でもあるのだ。 オーロラハウスの外で待つこと1時間。北の空にうっすらとオーロラは出てはいるが、舞う様子はなく、静かに消えていく。 「よし、山を下りて、下の滑走路で見よう」 皆と話し合って決め、僕たちは月明かりを頼りに、雪を鳴らしながら下った。 そして、滑走路近くのアクティビティセンターまで来た時、北の空に今度は強い緑のオーロラが突然現れた。まるで僕たちが下りるのを待っていてくれたかのように。 「全員に声をかけて、外へ出てもらって」 皆で手分けして部屋をノックし、全員で滑走路へ。すると、それらを確認したかのように、オーロラは静かに動き始めた。たちまち半天を覆って、楕円形を作って遊んでいるよう。 ![]() まずは一枚。皆に並んでもらって、女神・オーロラとの記念写真を撮った。キャッキャ喜ぶ僕たちは、これから起こる圧倒的なオーロラの舞いを、まだ知る由もなかった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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