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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

開高

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富士、熱海、藤沢、横浜。
いずれに住んでいた時も、ふらりと出かけたくなる場所があった。
物書きとして、旅人として、人間として、尊敬する開高健さんの記念館。茅ヶ崎の海辺から少し入ったところにあり、玄関には有名な句碑「悠々として 急げ」がある。
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今回はプレイボーイに連載していた「風に訊け展」が開催中。
原稿に手を入れるなら、最初から書き直す。それが半歩前進させる。
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男の優しさの答え、
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蜘蛛が嫌いだから、タランチュラの剥製を側に置いていたことなどのエピソードが生き生きと立ち上がってくる。
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自分も一応、物書きの仕事をさせてもらっているので、やっぱり巨匠・開高健の創作現場は何度見ても、勉強になる。
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小部屋に座椅子。そこに本が陳列され、赤のカーペット。ウィスキーを片手に、悩み苦しんで、死ぬ寸前に言葉をねじりだした。
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「筆舌に尽くしがたい、言葉にならない、得もいわれない」という言葉を使ってはいけません。物書きとは、それらを言葉にする職業です。
「人生で楽しいことは二つ。見知らぬ場所へ行くこと、そして危機です」
その後、茅ヶ崎の愛するカフェで、黒糖を齧りながら、濃厚なココアを呑む。
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そして開高さんの言葉を、ひとつひとつ、体の細胞へ落とし込んでいく。
           ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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