FC2ブログ

写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ラストケツァール

TET09806.jpg

「テツヤ、お前、何かやってるのか?」
「何かって、ヤクとか?」
「違う、違う(笑)。2日連続こんな近くでケツァールに逢えるなんて、数年に一度あるかないかの珍しい事なんだ」。ガイドのオスカルが呆れたように言った。
そう、今日も早朝からケツァールを探しに森へ入ったが、最初の2時間はまったく見つけられなかった。でも遠くでさえずる声がしたので、追いかけてみると、樹上に雄と雌のケツァールの番が。雄には長い尾があり、メスには無い。色も雄の方が派手なのは、鳥共通だった。
TET00103.jpg

風が吹くと、尾がひらり、ひらりと持ち上がり、波のような曲線を描く。
TET09834.jpg

その優美なこと。後方に踏ん張った瞬間、閃光のように飛び立った。
TET07826.jpg

その姿を狙うが、やはりフレームに入れるのが難しい。
TET08101.jpg

「そんなに私の飛翔する姿を撮りたいの?」とつぶらな瞳は、僕を見下ろし、またスッと消えるように飛び立つ。
TET09896.jpg

そんな風にして、2時間は遊んでもらっただろうか?
そろそろ帰る時間が迫っていた。
TET09946.jpg

「オスカル、有難うね。コスタリカ、とても気に入ったからまた来るね」
「待ってるぞ。テツヤが来ると、ケツァールも不思議なほど近くに来てくれるからな。で、どんな魔法を使ったんだ?」
「何もしてないよ。ただケツァールに、愛してるよーってありったけの想いをぶつけただけ」
神の鳥に頭を下げて、僕は車でコスタリカのサンホセ空港へ向かった。
中米のポテンシャルは、予想した以上に高かった。まだ訪れていない国々を巡る旅は、まるで20年前の南米を旅しているような懐かしさがあった。
これで渡航した国は131ケ国、残りの62ケ国をひとつ一つ、コツコツと積み重ねます。
               ノムラテツヤ拝
TET09876.jpg
ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン人気ブログランキングへのクリックをお願い致します!以下のライオンボタンの上でクリックしてみて下さい。吠えます!
人気ブログランキングへ

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

中米 | コメント:1 | トラックバック:0 |
<<山口へ | ホーム | 惚れる人>>

コメント

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2019-04-26 Fri 16:22 | | [ 編集 ]

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |