至高の握り2019-05-04 Sat 17:51
![]() まさに味の曼陀羅だった。 握りの最初は、最も好きなコハダから。刺身同様、旬な地から最大の速さで沖縄へ送り、丁寧な下処理の後で、最高の逸品に仕上げる。 僕は大将がこうやって食べて欲しいと事前に味付けしてくれる方が好き。もといさんにはつけ皿も醤油もなかった。 マグロのづけは口に入れた瞬間に溶け、 ![]() 赤貝は香りを喰う。 ![]() アナゴはホワンホワンの食感に爪の味で深みを出す。 ![]() どれもこれも一貫しているのは、シャリが素材が溶ける、混ざる瞬間にほろりと、ほどけていくこと。 「大将、酢飯に何か特別なことをされているんですか?」 ニヤッと笑い、その三種の赤酢の作った酢飯を見せてくれた。 ![]() 「鮨は握っちゃあいけない。力を入れる寸前で離すのが技。私は自分の舌が美味しいと思うもの以外は握らないから」 くぅ~、大将の言葉には極上の重みがあって、しびれるなぁ。 焼きサバは強気の焼き加減で香ばしさに溢れ、 ![]() ボタン海老の大きさとぶりぶりの触感に溶けそうになる。 ![]() ウニ、いくらをそのまま手渡しされ、完全にノックアウト。 ![]() ![]() そんな姿を見て、日本酒で一休みしろと自家製のカラスミを。 ![]() ラストは絶品のカッパ巻で〆。海苔もキュウリも酢飯も、出汁醤油も見事な調和を奏でた。 ![]() 大将の仕事道具を見せてもらう。ピカピカに磨かれたまな板と包丁たちが、すべてを物語っていた。 ![]() 「慶太さんは、うちに本当に大切な人しか連れてきませんから」 横を向くと、けいたくんは柔らかく微笑んでいた。 「大将、そろそろ、おあいそで」 詳しくは書けないが、確かに慶太くんが言う通り、銀座の鮨屋よりも高かった。でも日本全国から旬を集めるネットワークと送り賃、下処理の手間と丁寧な仕事ぶりから、納得のコストパフォーマンス。 ![]() その後、3人で2次会へ。丁寧な仕事をして、爆発的に歌って遊ぶ。もとい大将の迫力に、なんだか涙が出るほど嬉しかった。慶太くん、ご馳走様。最高の沖縄スシナイトでした。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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