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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

デジタル国

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インカ帝国は、世界初のデジタル文明国だった。
こんな仮説を聞いたのは、もう17年前のこと。
人間トリビアの巨人「阪根博」と出逢い、彼の祖父が創設した天野博物館を案内してもらった。
日本よりも遥か昔に織られていたレースの美しさに驚き、ユーモラスな土器を食い入るように見つめた。ピューマを左肩に乗せた人、
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レチューサと呼ばれるフクロウ、
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そして水を張るとまさにティティカカ湖に葦舟を浮かべたようになる酒器。その高いデザイン性に、インカの豊潤さを知った。
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そして、大きなパネルの前で、阪根さんは僕に話し始めた。
「これ、なんだと思う?」
「縄ですか・・・?」
「そう、インカ時代に使われていたキープという縄文字だ。10進法を使って縄の結び目を数を表し、人口や納税額、数にまつわるものを記したと言われている」
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「文字がなくても・・・、数があった」
「そこなんだ。10進法だから言い換えれば、0と1の組み合わせ。それってまさに」
「デジタル!」
「そう、インカはアナログ(文字)が無かったんじゃない。それを飛び越えてデジタルをもう使用していたんだ」
衝撃的だった。僕はこの時に、文字がないからとか、スペイン軍に簡単に破れたから「劣っていたのでは?」という誤った見解を恥じた。
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すべての文化には、それぞれの美が隠されている。大切なのはそれらを現地で学び、感じ、まっさらな心に焼き付けること。それが歴史を感じることだし、その国を好きになるということ。それは、きっと地球、宇宙を愛することに繋がっていく。
               ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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