ベスト・オブ・オクトパス2019-07-24 Wed 17:18
![]() マルタ島で衝撃を受ける日々。 カリブ色の海、ブルーホール、海へ落ちる夕日、そして迫力ある旬の食べ物たち。 地中海に囲まれているため、海産物は豊潤を極め、44歳にして食のランキング入れ替わる緊急事態が起きている。 マルタでも指折りのレストランに出かけた時のこと。ここは町からとても遠いためレンタカーで行かねばたどり着けない場所。 ドアを開けると、「予約はあるか?」と圧がかかる。 「電話で予約しました」と言うと、途端にニッコリ笑い、奥の世界へ通された。すぐにメインシェフが現れ、「うちは、マルタで一番の魚とタコを出す店だから、必ず食べて欲しい」と早口でまくしたてる。 では、と魚はメルルーサ、タコはお任せで頼んだ。 数分後に出てきたタコは、見た目から芸術品だった。 ![]() 茹でられた身からは、潮の香りが立ち昇り、食欲をそそる。溢れるよだれをグッと飲み込み、口へ運んだ。 ぬぅぉぉぉぉぉぉぉぉ~ まず驚かされるのは、完璧な茹で加減。よくタコは60~63度でゆっくりと茹でると外はプリプリ、内は甘みが引き立つが、今まで食べてきたその極上タコを軽く凌駕した。それは、茹で加減だけではなく、その後に焼きが入っているからだろう。よ く見ると、タコの吸盤が半分焼けている。それらが燻製臭を出して、口内で完璧なマリアージュを奏でるのだ。 ![]() 「どうだ、美味いだろ?」 シェフは嘘つきだ。 マルタで一番ではなく、今までの僕の人生で間違いなくナンバーワンのタコとなった。魚も想像した通りの、見事な蒸し加減。 マルタ、美味し過ぎる。悔しいけど、お隣のイタリアを抜いてるな・・・・・。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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