カルタゴ2019-08-04 Sun 10:25
![]() チュニジアと言えば、カルタゴ。 カルタゴと言えば、やはり将軍のハンニバルだろう。 ローマ軍史上最強の敵と恐れられ、2000年以上経た今でも最強の戦術家と評価される。第一ポエニ戦争から連戦連勝、その破竹の勢いは、過去み類をみないほど。その彼が命をかけて守ったカルタゴとは、一体どんな場所だったのかをこの目で見たかった。 カルタゴは、イタリアのナポリを彷彿とさせる風光明媚な場所だった。 ![]() ビュルサの丘からの眺めは、ターコイズグリーンの地中海が広がり、水源だった山が対岸にシルエットで浮かんだ。 ![]() ローマ軍に焦土とされたカルタゴの岩に腰を下ろすと、体の奥に連続する命が迫ってきた。僕たちは一人一人単体で生きているわけではなく、現在の中にある過去と未来の人々と共に、全体でこの瞬間を生きている。だからこそ、以前誰かが腰かけたであろう、見張り番として立ったであろう岩の上に身を置くと、その当時の情報が時空の境を越えて入ってくる。 ハンニバルが命を賭けて守ろうとしたもの、それが世にも美しいこの絶景、そして活気ある人々の姿だったのだろう。 今から2000年前、円柱状の街が存在した。 ![]() これほどの美の極致は、メキシコのテノチティトランと双璧だ。世界は広い、そして美しい。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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