サガリバナとの境2019-08-12 Mon 06:06
![]() ポタン、ポタン。 耳を澄ますと、サガリバナのガクが水面に当たる音が森に響き渡る。バニラというか、芳香剤のような甘い香りが辺りに立ち込め、僕らはサガリバナの存在に包み込まれる。 ピンク、黄色、白、様々な種類のサガリバナが上流から漂い、それらが自然の形を作り出す。 ![]() 仲良し二人組だったり、家族のようだったり。 ![]() 目の前の風景に物語を感じられる心でいたいと願う。すべての世界は密接に繋がり合い、絡み合い、自分へ投影されるのだから。 僕がサガリバナになり、サガリバナの中に僕がいる。森と一体になった瞬間、シャッターが切れた。僕とサガリバナの境は消え、溶けて、交じり合った。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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