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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

甲子園

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いやぁ、それにしても見事な決勝戦だった。
打棒の履正社とナンバーワン投手奥川率いる星稜の一戦。
今春のセンバツ大会一回戦で当たり、履正社は3安打完封負けを喫した。
打倒、奥川! 目指せ、日本一!を掛け声に、激しい練習を積み重ねて、どのチームよりもシャープな打撃を見につけ甲子園へ乗り込んだ。
2回に星稜が先取点を取れば、3回に奥川が投じた唯一の失投を見逃さず、履正社4番の井上がバックスクリーンへ3ラン。
疲れが見えてきた履正社のエース清水を7回裏に掴まえ、単打を集めて3-3の同点にすれば、8回表にすかさず奥川を攻め立て5-3。これで勝負あり。履正社が夏の王者、大阪勢としては去年に引き続き、連覇を成し遂げた。
必勝ではなく「必笑」。この星稜の戦い方を誰よりも体現していたのが、奥川だった。
ホームランを打たれても、味方ががエラーをしても、ピンチを招いても、常に口角を上げて笑顔を心がけていた。
試合終了のサイレンが鳴ってからも、涙ひとつ見せず、コメントも優等生そのもの。まるで自分の心を自制するプロのように見えた。
しかし、小学生からずっと奥川の球を受け続けてきた山瀬捕手が泣き崩れているのを見て、ずっと押さえていたものが融解した。ダムが決壊したように涙が流れ続け、表彰式になっても泣きじゃくっていた。
二人が積み重ねてきた、二人だけの時間があったのだろう。笑顔でいるということは、逆側にも心が振れるということ。悔しい時は、思いっきり泣けばいい。
奥川君、山瀬君、プロへ行っても、きっと決勝で負けたことが成長の糧になる。センバツで負け、一回り大きくなってきた履正社のように。
長い甲子園大会が幕を閉じた。もうすぐ夏が終わる。
              ノムラテツヤ拝
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