邂逅の旅2019-11-05 Tue 17:27
![]() 衝撃的だった。 ハイダグアイの旅の最終地はクーナ。ここもハイダ族が住んでいた聖地だが、星野さんが亡くなってからも一日、一日、大自然は彼らの祈りと想いを呑み込んでいた。 森に倒れたシダーウッドのトーテムポールに幸運なスプルース(トウヒ)の種子が落ち、まるで根を抱くようにして天へ伸びていた。背後には今にも倒れそうな風食された3本のトーテムポール。今、この瞬間だけを見つめると、風景は止まっているように見えるが、自然は決して留まることがない。少しずつ母胎から養分を吸い、やがてそれを糧に巨木へと成長していくのだ。僕はこの愛の風景を前に、ぼんやりと座り込んでしまった。 すべての生命は流転し、果てのない旅の途上にいる。だからこそ、この地球で生かさせてもらっている間だけは、人生を妥協せず、体と心と魂を大切にして燃焼させ続けないと。 星野さんの亡くなった年齢(43歳)を越えたら、真っ先に憧れのハイダグアイに行く。それは正に愛する師との邂逅の旅だった。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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