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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

牡蠣釜飯

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1泊4日。
誕生日旅は怒涛のように流れ、帰国便は韓国の仁川空港経由で。韓国料理をこよなく愛する僕としては、やはり妥協は出来ぬ。仁川空港から無料のリニア電車に乗って龍遊へ。向かう先は、秘蔵っ子から教えてもらった釜飯の名店(コンハンマウル)だ。
オモニ(母)の家のような店内に座ると、すぐさま韓国料理の至宝、キムチやナムルなどの前菜が。本場はやっぱり素敵。キムチから発酵による腐臭がしたり、ほうれん草のシャキシャキ・ナムルだったり。辛味と酸味と旨みが混然一体となり、体自体が喜んでいるのが分かる。
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そもそも、唐辛子の原産地はペルーのインカ帝国。スペイン軍がインカ帝国を叩いたのが1532年。その戦利品として得た唐辛子をヨーロッパからシルクロードを通ってアジアに伝播したのが、約500年前のこと。中国も、タイも、日本も、唐辛子料理を発達させたが、やはり韓国の気候と根気が唐辛子料理を花開かせた。よくぞ、たった400年間で、ここまで昇華させてくれたことに、感謝しかない。本場のマッコリを呑みながら、そんなことを考えていると、待っていました、名物の牡蠣釜飯が。そう、ただの釜飯ではなく、その上に極上の新鮮な牡蠣が敷き詰められているのだ。下には赤飯のような豆おこわが。
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一口食べると、上品な牡蠣の甘みと海水の味が口内で交じり合う。ご飯を混ぜると、一粒一粒に、牡蠣の旨み汁が、滲みていく。反則だ。それらにさっきの前菜を入れて、自分好みのビビンバに。ラストはオコゲに湯を注ぎお茶漬けに。
うわぁ、いいわ。韓国料理が旅のラストを飾った。
           ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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